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音読トレーニング   [学習法]

http://www.eiken.or.jp/eikentimes/yasukochi/index.html
安河内哲也の英語指導法強化塾
「第1回 英語教師の心構え」より後半抜粋

 第二言語の習得に関しては、様々な考え方があると思いますが、私自身は予備校時代の先生方、また大学での國弘正雄先生の講義で教わった、「音読を通じてのルールの自動化」という方法で自分の英語力と生徒の英語力を高めてきました。今では、一般的な日本人が英語をマスターするには、これが一番効果的な方法だと確信しています。

 言語能力をひとことで表現すると「反射神経」です。最終的にはこの「反射神経」つまり、4技能をピアノを弾くように使いこなすことが言語学習の目標です。しかし、昔から日本では、机で文献を研究したり、文法を解析したりすることが重要視されてきました。

 それは別に間違っているわけではないと思うのですが、時代が要請する英語力は「文法や知識を知っていること」ではなく「文法や知識を素早く使えること」に変わってきています。また、英語を「話す力」がかつてないほどに重要になっています。

 机で学んだ文法や知識を活性化し「反射神経」に転化するのが、ズバリ英語の「音読」です。音読を繰り返すことによって、文法を意識しなくても、正しい文法に従って英語を使いこなせるようにすることが大切なのです。

 ピアノに例えるとわかりやすいと思います。「楽譜(知識と理論)」は絶対に必要ですが、それを机で一生懸命おぼえているだけでは、ピアノコンクールでは勝てませんよね。何度も何度も鍵盤で理論を自動化する訓練をし、体に理屈をおぼえさせなければならないわけです。

 大学受験でも、英検でも、TOEICでも、そのような反射神経としての英語力や論理力が求められています。私たち英語教師は、「教える」という概念の大転換をする必要があると思います。私たちの仕事は、むしろスポーツのインストラクターに近く、音読トレーニングを積極的に授業の中に取り入れ、「楽譜評論家」ではなく、「ピアニスト」たちを世の中に送り出していくことなのです。

 この音読トレーニング教育を、中学・高校・塾・予備校にあまねく普及していただくことが、この連載をはじめ、私の執筆活動の目的でもあり、人生のミッションでもあります。共鳴いただける先生方は、すぐにでも授業の中に音読トレーニングを取り入れていただければと思います。よろしくお願いいたします。さて、次回からは、読解、文法、単語・熟語などに分野を絞り、具体的にどのようにして、音読トレーニングを授業の中に取り入れていくのか、その具体的な方法を説明させていただきたいと思います。お楽しみに。 
(STEP英語情報 2011年5・6月号より)

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