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誰がもうけているのか   [教育談義]

「誰が儲けているのか」という視点を持とう。

先生が言うからだとか、教授が語るからだとか、そういった理由だけで物事を信じてしまうのは良くないと思う。時には疑ってかかることも必要で、懐疑の念だとか猜疑の心をもって物事を見つめ直す必要がある。

そういうことが、実はよい小論文を書く基本でもある。これは1月から始まる、3年生に向けた「小論文講座」で一番始めに語ろうと思っていることである。

学校の先生は公務員で、これだけどん底の景気の中にあって、景気の動向に対して無頓着に生きていける無神経さが、どうしても身についてしまっている。そう仮定すると、先生方も人は良いのだけれど、もう少し考えて行動すべきではないかと思えてくる。

英検というのがあって、その受検検定料が高い。
  ・ 3級=2500円(中学卒業程度)
  ・準2級=3600円(高校中級程度)
  ・ 2級=4100円(高校卒業程度)
  ・準1級=6000円(大学中級程度)
  ・ 1級=7500円(大学上級程度)
これだけ高い受験料の物を、執拗に受けろと進める人の魂胆はどういうことだろうか。

accountability 説明責任が要求されるのが当然の世になって、なぜ受けろとばかり言うのか、その説明がなされないまま、申し込み手続きが語られる。そのことを不思議に思わない子どもたちが増えて、末恐ろしい。

センター試験は8割以上を取らなければ苦しいと、難関大学を受験する生徒諸君らは考えるはずだ。そういう人たちは当然、英検準1級を遅くとも3年生の10月には受かっておきたいと考えるはずだし、そう指導するのが教師の役割。

となれば、準1級に受かる力が付いて、あるいは正しく言うなら準1級に合格する力をつける指導をしっかりやって、それから受検を進めるものではないか。

過去問集があり、CD も別売されていて、自身の実力のほどは分析できるようになっている。
3600円あれば準2級の過去問集どころか単語帳まで買える。にもかかわらず、受けろと言う。準1級に合格すれば準2級は無意味となる。

4100円あれば2級の対策問題集まで買えるのに、しかも準1級に受かれば2級は無意味となるのに、受けろと執拗に言う。こういう時に、「誰が儲けているのか」と呪文を唱えたい。

基本的に進学校では模擬試験を受けさせているし、GTEC まで受けさせている。その資料だけで十分に生徒の英語運用能力を測れているはずだ。それにもかかわらず受けろと言うのは何かがあるのじゃないかと考える。

そもそも、受検対策と言って講習でも開いてくれるのだろうか。受検用の申込書を配るだけで終わりではないのか。そして彼らの口から出るのは、「何人の受検者」というセリフ。そもそも誇るべきは受検者数ではなく、合格者数ではないのか。人数が増えてくれば、合格率を誇るべきではないのか。

そういったところが分析もされず、ただ受けろとしか言わない学校には、疑いの目を向けても宜しいのではないか。それぐらいの目を持たない子どもたちは、これからも国に騙される大人になっていく。世の中には、「善意の騙し屋」が満ちあふれているのだから。

想定   [教育談義]

  優先事項を決められない国家や個人は、必ずそのしっぺ返しを食う。

 「日常的平穏」を優先するという基本姿勢は、「この世の中では往々にして取り返しのつかないことが起きるので最悪のことを想定して事態に対処したほうがリスクが少ない」というごく当たり前のことを想起しにくくなるという弊害がある。

 経済が十分に成長した社会で「日常的平穏」が優先されると、あらゆることが「趣味的」になり、「人生を変えてしまうようなこと」「致命的なこと」「生き延びるためにどうしても必要なこと」などが問われなくなる傾向が現れる。

 昨日、二浪中の生徒が調査書を取りに来た。暗澹たる気分になった。今を大切にしながら、先手先手で周到な準備をし、常に現実を分析しながら新しい手を打つ機能性を持たなければ、大きな痛手の中で生きることになるのだが。

1年生が今やること   [教育談義]

●2年生での学力層の拡大と下位層の固定化
 どの学校にとっても特に、年次進行に伴い、学力層が拡大していくことが、問題となっている。1年生の7月模試までは成績上位層と下位層の間に大きな開きはないものの、2年生になり教科の内容が難しくなるにつれて、学力差が広がっていく。その傾向が顕著なのは、数学だ。
広島県立広高等学校教務主任の酒井義彦先生は、次のように話す。

 「1年生では知識と理解だけでも何とか授業についてこられるのですが、2年生になり、論理的思考力や数学的な考え方などが求められるようになると、途端に挫折する生徒が増えます。そして、一度、成績下位層に定着してしまうと『どうせ勉強しても出来ない』という思いにとらわれ、はい上がることが難しくなるのです」

 同校は「文武両道」を校是とし、部活動加入率は9割を超える。部活動に力を入れたいがために同校を選ぶ生徒も多く、部活動と勉強との両立がおろそかになるケースもある。

 「『本校への入学がゴール』という意識の生徒も多いのが現状です。1年生では教科の内容はそれほど難しくないので、『高校の勉強はこんなものか』と思うのかもしれません。高校での勉強を甘く見させないよう、導入期に我々教師が働き掛けていくことが重要だと考えています」と、酒井先生は述べる。

 1年生の11月-12月、まずは定期考査に集中し、終われば直後から解き直しをすること。再テストで確実に満点が取れるように復習する。やり残しがないようにして、年を越す。

あの人のように   [教育談義]

  師の跡を求めず、師の求めたるところを求めよ。  ─孔子
☆尊敬する人を目指すのではなく、尊敬する人の目指すことを目指しましょう。

何になりたいか分からない、そういう学生さんが多くなりました。人生を、ゴールなくしてスタートさせるようなもので、いずれ疲れが出ると何をしているのだろうという疑問がわいて出てきます。必ず失速し、ひどい時には挫折を味わいます。夢中になれるモノを手に入れない不幸です。

感情を外に出して熱狂する。夢中になるレッスンが必要ですね。

偉人、伝記。あの人のようになりたい、あんなふうになりたい、そういう憧れも必要かもしれません。なりたい人のようになる。そのためには今、何をしなければならないのか。そして「あの人」のようになれそうな時には、「あの人の目指した」所も見えてくるはずです。

時間は過ぎていきます。

英語の話(手紙)   [教育談義]

親愛なる△△さん

 まず始めに、私はキミが「英語大好き人間」だと思っています。自分から「英語が好き」と言えるのは、ステキなことで、私は未だに好きになれないでいて、コンプレックスを持っています。おそらく好きになれないのは、自ら「きっかけ」を失ったからだと思っています。だから、キミのような才能あふれる人には、何らかの形で「きっかけ」を作ってやりたいと常々考えているところです。

 シンプルに考えます。キミはいつから、どうやって日本語を操るようになりましたか。それはまず、絶対に耳から入ったはずです。読むことから始めたわけではない。だからキミが英語の達人になるには、聴くことから始めるのが一番だと思います。生まれた時に、キミが始めたことを英語を対象に再び始めればよいのです。

 世の中にはCD付きの英語教材がたくさんあります。自分に合ったものを選んで、あるいは選んでもらって、まずは聴く。集中して、聴く、耳を傾ける。そして、聞こえた通りに真似をして声に出す。シャドーイングと言いますが、それを繰り返す。キミが生まれた時、おそらく始めは泣くことが仕事だったのですが、やがては周囲の音を聞き、動きを見、語りかけられるコトバを蓄積させていったのだと思います。一日に何時間もそうしているうちに、いつの日か、セキを切ったように喋り始めた。

 三重苦の人と言われているヘレン・ケラーも蓄積の後に、「世界」が統合され、セキを切ったように喋り始める。そういう過程を経ているようです。キミが、毎日の生活の中に、確実に時間を配分して、やり続ければ必ず達人になってしまいます。すでに大学生ですから、一気に変身しなければならないので、毎日3時間のシャドーイング。語学学校に通うより、とてつもなく安く、そして、語学学校へ行くよりも力がつく。

 投資すべき時間とお金には必ず限界があります。有効に使って、結果が出れば、ごほうびで、カナダなりオーストラリアなりに行っちゃいましょう。その軍資金は、80万円の語学学校代金を使わないことで流用できます。語学学校へ行かずに結果を出すには、毎日3時間のシャドーイングを生活の一部にするということです。規則正しく毎日3時間やりつづけるから達人になれるのです。

 ただし、毎日3時間というのは飽きちゃいます。飽きさせないためには、教材を多様化させる。NHK教育TVの「リトル・チャロ」なんて楽しくお勉強できてしまうし、番組改編期だから、変身の為に終わってしまったけれど、「ギフト」だとか「トラッド・ジャパン」(と思っていたら、4月から新「トラッド・ジャパン」が始まっていました)などは、キミのレベルよりちょっと上だから、ちょうどいいはずです。教材はすでにあるのです。しかも無料。やらなかっただけです。世の中いつでもやるか、やらないか、なのです。ここで一つ格言です。『やらないことは100%の失敗』ですね。

 人間が頑張れるには、それぞれ理由があるのでしょうが、少なくとも頑張りつづけるには、「くやしさ」が大きなエネルギーになります。幸いに、キミには、くやしさがあるようです。キミの手紙からは悔しさを感じることができました。だからこうして返事を書くことに決めたのです。私にはアドバイスができる、と知っているからです。実は私は後悔の塊で、「くやしい奴」なんですね。私は悔しい奴だけど、ここをこう変えれば、必ずよくなる、というシミュレーションをいつもやっている。子どもを育てるには、変えるには、そういう工夫や考えが必要だと思ってきました。

 才能豊かなキミには英語の達人になってもらう。そのためには、まず悔しさをバネにして生活をしてもらう。生活を変える覚悟を決めてもらう。そして次には、シッカリとした目標を持ち一歩ずつ、強引なくらい地道に、決めたことをやりつづける。その覚悟を決めて前へ進んで下さい。明るい未来が確実に開けて来ます。

 目標を決めなければ何も始まりません。目標は英語で「ゴール」というわけで、運動会でもゴールの対極に「スタート」地点がある。と言うことはゴール(目標)が決まらなければ、スタートしない、始まらないというわけです。

 そして、「英検1級合格」も確かに目標にはなりますが、そこには合否しかなく、長い距離に息切れしてしまうかもしれません。その点、TOEICとかTOEFLはスコアですから、目標として設定しやすいです。息切れしにくいだけではなく、努力目標としてはわかりやすく、努力する方向もわかりやすいので、モチベーションも低下せずに済みます。

 TOEICは就職用、TOEFLは留学用と、とらえておけばいいと思います。それぞれのスコアが「目安」として利用されています。全国各地で日程を変えて実施されているので、インターネットでチェックしてみて下さい。料金は1回$200と高額ですので、予算を組んで予定を立てて取り組むことをすすめます。成功の秘訣は計画的であること。お金と時間の予算配分をしっかりやること。準備が正しければ必ず成功します。

 去年の11月にNHKの「クローズアップ現代」で「新・就職氷河期」に関して取上げられました。ここで使いたい話は「就活」の時期、のことです。就活(就職活動)は、大学3年の6月から始まります。ということは、大学に入って2年2ヶ月で、もう就職活動が始まってしまうということです。高校入学後のセンター試験までの時間より7ヶ月も短いのです。

 あらゆることへの準備期間が短く、実は高校時代にどれだけ自分の将来をしっかりと設計したか、目標に向けて確実に取り組んだかによって、結果も変わってくるのです。たかが英検であっても高校時代に2級をめざしていた人と、準1級をめざしていた人とでは大きな差がすでに生じているのです。

 大学入学後2年2ヶ月で勝負が始まるなら、今すぐ計画と戦略を練るべきです。そして、一日でも早く準備を始めなければならないし、しかも「強引なくらい地道に、決めたことをやりつづける」と私が表現するのも理解してもらえるのではないでしょうか。

 大手製薬会社の武田製薬が次年度からの新卒採用に関する指針を出しました。それによると、条件の一つにTOEICスコアが「730点以上」の者に限るということです。国内市場の先細りは目に見えていますので、企業は生き残りをかけて、率先して海外に出て行こうとしていますし、優秀な外国人を自社に取りこもうとします。そんな流れの中で、社内の公用語を英語に切り換えるところも出てきています。ユニクロを展開するファーストリテイリングも社内公用語を英語にしたし、楽天や京セラなども舵を切りました。

 社内公用語を英語にする動きより以前に、早稲田大学の国際教養学部やICU(国際基督教大学)、秋田の国際教養大学は学内の公用語を英語にしていました。さらに、明治大学の一部の学部や、早稲田の看板学部である政経も、授業は完全英語化をめざしています。道内の一部大学の一部学部でも、英語で授業をするという「世界標準」へと舵を切り始めました。

 この一連の大きなうねりは何を意味するのか、と言うと、英語ができて当たり前の時代がそこまで来ているということです。しかし、国民全員が英語ができるようになる必要はなく、大手の会社や世界を相手に日本の生き残りに役立つような人材は、大前提として英語ができるようになっている必要があると言うことです。

 それでも聡明な人はすでに気づいているはずです。接客業ですら、英語とそれ以外の外国語が求められ始めている。そして単に観光業に携わる人だけでなく、たとえば看護婦という業種ですら、労働力としての外国人を取り込まなければならない現実があり、安く働いてくれる「彼ら・彼女たち」との共通語は英語になります。言い方を変えるなら、英語が堪能で、物価の安い国、たとえばフィリピンからは、世界中に労働力が輸出されているということです。

 私は「英語さえできればいい」と言っているのではありません。キミ自身にやりたいことや、やるべきこと、あるいはできることがあって、それを売りこんで就職するのだけど、その前に英語もできる人でなくては必要とされなくなるという時代に、いま直面しているのだということです。そんな時代に「TOEIC730点以上」と言うのです。

 キミが武田製薬にチャレンジするなら、TOEICスコアで何点以上を目標にしますか。条件が出されているので、いかに成績優秀であっても、どんなにすごい資格を持っていても、TOEIC720点なら、審査もされずに落とされる。それを「条件」と言います。730点以上と言われたら、800点以上と考える人が多いと思いますが、それでは対等になるだけで、条件の面から圧倒するには、900点以上を確保したいものです。満点(990点)なら大いに光りますが、満点は結果であって、狙うものではありません。

 大手の会社がTOEICスコアを要求してきたという事実。今まで外資系の企業では当たり前だったのですが、国内企業にその動きがあったということは、4年後、5年後の姿を思うと、もっと多くの企業がTOEICスコアを要求するようになっているはずです。かつては、企業が社内で社員教育をしていましたが、採用条件を上げることで、より確実な力を持った人材を確保することができるので、今後もこの方向に変わりはないと思います。

 こういうふうに考えていくと、どこの大学に入ったかは問題ではなくてどういう出口を用意すべきかを考えるべきです。高校時代には、より有利な条件を手に入れるために、あれこれと志望大学を選ぶと思います。しかし、第1志望だけが全てではなくて、「今いる所がイチバン」であって、「住めば都」と言います。

 大事なことは、今、どうしているかです。自ら設定した高い目標に向けて、「強引なくらい地道に、決めたことをやりつづける」自分を感じて生活するのが確かなことだと思います。

模試を4度解ければ   [教育談義]

仙台一高進路指導部長の話を学研のお世話で5~6年前に聴く機会がありました。たくさんの良い話を聞くことが出来ましたが、いつでもできることに「模試の活用」というものがありました。

模擬試験は受験会社が「社運を懸けて」問題作りをしており、「的中」を出すべく精選した良問がほとんどでしょう。すでに公立高校レベルでは網羅不可能な「入試問題研究」がなされている。良問を数多くこなした子どもたちは、必ず、チカラをつけていくのです。

模試は3度解く、と言われています。
本番で1回、やり直しで1回、自分の解答が返ってきてから復習で1回。
ここまで解いて、「良問を活かした」ということになるのでしょう。

しかし、仙台一高の先生の話では、もう1回入る。それは、「鉄は熱いうちにたたけ」の法則に従い、模試を実施した直後、1年生では午後の部で模試の解説に入る。午後にすぐ復習をする。教科の先生も大変だけれど、生徒と一緒になって解く。先生の研修でもあり、生徒もその日にモヤモヤが消え、スッキリする。

そういう工夫が活かされない時は、部活動の壁があったり、先生の意欲に温度差があったり、なかなかうまくいかない学校もあるらしいですね。そういう時こそ、リーダーシップをとれる人が居ればいいのですが、まずは、1教科でもやってもらえると、生徒のチカラは増幅します。

数学は必須。英語は当然。国語は、なかなかやる先生は少ないでしょうね。

1年生諸君   [教育談義]

1年生諸君、現役合格するなら、今が受験勉強開始の時だ。
合格率を考えるなら今日から始めよ。
たった3ヶ月で、合格率が5%も下がるのだから、この差は大きい。
今日から始める人が成功をする。

成績と学習内容の関係
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気仙沼市立階上中学校卒業式の答辞(全文)   [教育談義]

気仙沼市立階上中学校卒業式の答辞(全文)

今日は未曽有の大震災の傷も癒えないさなか私たちのために卒業式を挙行していただきありがとうございます。

ちょうど10日前の3月12日。春を思わせる暖かな日でした。私たちは、そのキラキラ光る日差しの中を希望に胸を膨らませ、通いなれたこの学舎を57名揃って巣立つはずでした。

前日の11日。一足早く渡された、思い出のたくさん詰まったアルバムを開き、十数時間後の卒業式に思い出を馳せた友もいたことでしょう。「東日本大震災」と名づけれる転変地異が起こるとも知らずに・・・・・

階上中学校といえば「防災教育」といわれ、内外から高く評価され、十分な訓練もしていた私たちでした。 しかし、自然の猛威の前には、人間の力はあまりにも無力で、私たちから大切なものを容赦なく奪っていきました。天が与えた試練というには、むごすぎるものでした。つらくて、悔しくてたまりません。

時計の針は14時46分を指したままです。でも、時は確実に流れています。生かされた者として顔を上げ、常に思いやりの心を持ち、強く、正しく、たくましく生きていかなければなりません。命の重さを知るには、大きすぎる代償でした。

しかし、苦境にあっても、天を恨まず、運命に耐え、助け合っていきていくことが、これからの私たちの使命です。

私たちは今、それぞれの新しい人生の一歩を踏み出します。どこにいても、何をしていようとも、この地で、仲間と共有した時を忘れず、宝物として生きていきます。

後輩の皆さん、階上中学校で過ごす「あたりまえ」に思える日々や友達が、いかに貴重なものかを考え、いとおしんで過ごして下さい。

先生方、親身のご指導、ありがとうございました。先生方が、いかに私たちを思ってくださっていたか、今になってよく分かります。地域の皆さん、これまで様々なご支援をいただき、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

お父さん、お母さん、家族の皆さん、これから私たちが歩んでいく姿を見守っていてください。必ず、よき社会人になります。

私は、この階上中学校の生徒でいられたことを誇りに思います。最後に、本当に、本当に、ありがとうございました。

平成23年3月22日   第64回卒業生代表 梶原 裕太──────────────────────────────────────
15歳のことばでしょうか。打たれます。
私も残り時間を掛けて精進しなければと思います。こんな立派な青年を、ひとりでも多く生み出したい。
鍛えます。

同じ高校1年生なら   [教育談義]

このブログは、「2014年のセンター試験で現役合格をめざす」ひと、すなわち、現在高校1年生のひとに向けて作ったものです。やる気はあるけれど、情報が不足して、うまく勉強できないひとに、教材や学習方法を紹介していこうとしています。

それらの情報は、現在大学生のひとや浪人生のひと、現役合格に貢献した指導者の方たちに取材して、精選しているつもりです。有効に利用して、志望校に現役合格して貰いたいと思っています。

そして、ただ受験勉強だけをしろと言うのではなく、こんな若者がもっと育ってくれたらと思える衝撃が、数日前にあった事も伝えたいと思います。この話から、あなたの何かが変わってくれたらと期待します。
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卒業生に会う機会があり、教えた事があります。

学生に出来る事は勉強しかなくて、こんな時こそ余計な事をしている暇はない。馬鹿騒ぎの生活は避けるべきで、ただ専一に出来る事をやりこなす。勉強を徹底的にやる若者であるべきだ。東北が再興するには10年以上かかるわけで、10年かけて勉強して、役に立つ人間になれよ。そういう怒りにも似たものがある、という話をしました。

そんな日の夜-9月15日(木)-NHK9時のニュースで、階上(はしかみ)中学の生徒会長さんの答辞が流れて、打たれてしまいました。こういう立派な方がいるのだ。恥ずかしい、と思いました。
<気仙沼市立階上(はしかみ)中学校卒業式答辞>より◆ 「階上(はしかみ)中学校といえば防災教育」と言われ、内外から高く評価され、十分な訓練もしていたわたくしたちでした。しかし、自然の猛威の前には人間の力はあまりに無力で、わたくしたちから大切なものを容赦なく奪っていきました。 天が与えた試練というにはむご過ぎるものでした。 辛くて、悔しくて、たまりません。 しかし、苦境にあっても天を恨まず、運命に耐え、助け合って生きていくことが、これからのわたくしたちの使命です。 ◆階上中学校卒業生代表 梶原裕太
ニュース画面では答辞から半年後の梶原さんが映し出され、彼は高専でコンピュータの勉強をしていると言います。それは、津波で命を落とす人が一人でも少なくなる事を願い、予知システムを作りたいというのです。

おそらく梶原さんは成功すると思います。コトを成し遂げる方だと思います。理由は簡単で、他を恨まず運命を受け入れ、強い覚悟が出来ているからです。言葉尻に激しく、それが現れています。同じ高校1年生に向かっていて、私は、梶原さんのような若者を、ひとりでも多く生み出したいと思っています。

この答辞の全文を必ず探し出してきます。
言葉を吟味し、あなた自身と比較して貰いたいと思うのです。立ち上がって貰いたいのです。
自分の足で立ち、自分の頭で考える若者であって貰いたいのです。

壊れかけているこの国を救うのは、あなただからです。

2003年3月17日の日記より   [教育談義]

2003年 3月17日(月) 朝日新聞・夕刊「英語が使える日本人」育成へ  中卒時「英検3級」を/ 文科省計画公表◆「英語が使える日本人」の育成を重点施策として掲げている文部科学省は17日、新年度から5年間に取り組む施策をまとめた「行動計画」を公表した。英語科の授業の大半を英語で行うようにするための教員研修の強化や、子どもたちが英語を学ぼうとする意欲を引き出す事業の実施などを列挙し、期間内に育成体制を確立すると明記している。◆行動計画は、昨年7月に発表した「育成のための戦略構想」を具体化した内容。戦略構想では中学卒業段階では「卒業者の平均が英検3級程度」、高校卒業段階には「卒業者の平均が英検準2級~2級程度」と設定した。また、大学卒業者には仕事で使えるレベルの英語力を期待している。◆行動計画は、その目標を達成するため、すべての英語教員が英検準1級かTOEFL550点、TOEIC730点程度以上の英語力を身につけるよう国内外での研修に力を入れるといった施策を示している。
 この記事を読んだ時、「よし」と確信した。動機は何でも良く、始めていることの方向に全く問題はないという確信。今後も、より確実に、我が子にも激励して、今すでに始めていることを進ませたいと思う。3年という時間を振り返りながら、そう思うのである。

 3年前、2000年1月18日に、故小渕恵三元首相の私的機関「21世紀日本の構想」懇談会の報告書が出ている。それには、「グローバル・リテラシー(国際対話能力)を確立する」ことに関して書かれていた。その断片を以下に示す。

2000年1月18日  「21世紀日本の構想」懇談会の報告書/ 故小渕恵三元首相の私的機関 「21世紀日本の構想」懇談会◆◆◆グローバル化と情報化が急速に進行する中では、先駆性は世界に通用するレベルでなければいけない。そのためには、情報技術を使いこなすことに加え、英語の実用能力を日本人が身につけることが不可欠である。◆ここで言う英語は、単なる外国語の一つではない。グローバルに情報を入手し、意思を表明し、取引をし、共同作業するために必須で最低限の道具である。◆英語を身につけることは、世界を知り、世界にアクセスするもっとも基本的な能力を身につけることである。◆それには、社会人になるまでに日本人全員が実用英語を使いこなせるようにするといった具体的な到達目標を設定する必要がある。◆これは単なる外国語教育問題ではない。日本の戦略課題としてとらえるべき問題である。
  このころから「英語公用語化」という話がよく話題になり、英語関係の塾や学校、教材が売れ筋になっていくだろうと思っていた。3年という時間の中、潰れていく塾もあったが、英語関係の雑誌や本は多く出され、大手の英会話学校の値段が下がってきている。

 そんな中で、文部科学省が具体的な指針を出してきたことで、世の中の方向も確定されてくると思う。「 文部科学省認定 実用英語検定試験」というお墨付きを振り回さずとも、中卒時に「英検3級程度」と明確に表現されたことで、向かう先は決まったわけである。中学や高校では、「英検」に向かって進んでいくと言うこと。TOEFL や TOEICが台頭して、進むべき道がいくつにも分かれたかに見えていたけれど、中学・高校では、まず英検ということが確定したわけである。

 「中卒者の平均が英検3級程度」であるなら、準2級を持っている子は優れていると言うことになり、2級を持っている子はもっと優れていると言うことになる。ここはすぐに火がつくはずで、競い始めるなら、早くに正しい手を打っていた方が必ず優位に立つ。これは語学だから、正しい手とは『環境』か、『子育ての基本方針』に必ず影響を受けるもので、親はシッカリ考えておかねばならないこととなる。

 いずれにせよ今後も迷わず、我が子には「英語公用語」を、中学卒業までに仕上げておこうと思う。その水準は英検準1級。これを越えると、まず概念が出来上がっていない言葉を操ることになり、時間の無駄遣いになる。もし更に語学への意欲があれば、アメリカ人がフランス語を習うような形でフランス語を習えばいいと思う。フランス語を英語に訳し、英語で説明を受けるというシステム。これに関しては、娘が中学卒業までに英検準1級に合格すれば、アメリカへ「フランス語のCD教材」買い付けに行かせても良いと思っている。なぜフランス語か。それはフランスが国連の常任理事国であり、しかも、かつての植民地が、今もフランス語を使っているからである。
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