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№18 合格や不合格体験記H   [合格体験記]

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早稲田大学 国際教養学部  
勉強量は自分を裏切らない

 私の高校3年生はあっけなく終わった。2月、英検準1級になんとか合格し、早稲田大学の国際教養学部に不合格だった。もちろん、受験料も高く、自分がやりたいことが出来るのがこの学部だったので、他の大学は受けなかった。この日から、浪人生活が始まった。

 私がこの学部を志望したのは3つの理由からだった。まず、留学が出来る点だ。この学部は日本人学生に対して1年間の留学を必須としている。したがって、留学中の単位を読み替えてくれ、4年で卒業できる。次に、英語で教養を深めるリベラルアーツを軸としたカリキュラムを持っている点だ。英語を学ぶのではなく、英語で勉強できる。単に英語が好きなのではなく、英語を使って何かをやりたいと考えていた私には、魅力的だった。また、入学当初から専攻を決めず、徐々に自分の専門分野を深めていくことが出来るというのも気に入った。

 最後に、大学が東京にあるという点だ。私は英語に加えて、別の言語も大学在学中に取得すると決めていた。国連公用語でもあり、かつてフランスの植民地だったアフリカでも使われているフランス語を勉強したいと考えていた。外国語学校ではなく、フランス語に特化した学校で一番知られているのがアリアンス・フランセーズだ。札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、徳島の6ヶ所にしかない。また、フランス大使館文化部や日仏学院となると東京、横浜、京都、福岡に限られる。したがって、大学外の活動を考えると、東京が一番適しているように思った。

 私の受験勉強は、まず自分は何が欠かせないか、ということだった。だから、受験を単に「大学に入るため」と考えて、小手先のテクニックを学ぶのではなく、入学した後にも使える力を身につけるための1年間にしようと決めた。

 まずは、受験機会を増やそうと国内AO入試も受けてみようと思った。一般入試の英語にさえ、レベルの高さにショックを受けた。高校まで英語は得意だったので、落ち込んだ。しかし、英語で授業を受けるとなると、ある程度のレベルは必要なのだと思った。AO入試となると、それ以上であることは分かっていた。少ない情報を集めて、TOEFL-ibtの点数が鍵になると思った。

 TOEFLは英語を母国語としていない人がアメリカやカナダの大学を受けるときに、英語力を提示するために必要なもの。留学を必須としている学部ならでは、と思った。私はまだアメリカの大学の学部入学に最低限必要な点数さえ持っていなかったので、TOEFLの点数を上げる勉強から始めた。同時進行で、AO入試の志願票に英語の資格やスコアを書く欄があったので、埋められるだけ埋めようと、英検1級とTOEICの勉強も同時進行で行った。

 TOEFLはコツコツ勉強を始めるとコツが分かり、一気に10点上がった。AO入試書類提出に間に合う8月まで受け続け、最終的には100点(120点中)をマークすることができた。

 TOEFLはほぼ毎月行われる試験だが、英検は年3回。提出書類に書くためには、6月の試験で受かっておかなくてはならない。単語力が足りないことは自覚していたので、単熟語のCDを買って、毎日CD1枚ずつを聞くということを繰り返していた。読解は、週刊の英字新聞を読んでいた。その結果、いつもは自信がなかった大問1の単熟語では、かなりの高得点を取って合格することができた。

 TOEICも一応受けておいた。TOEIC対策の本を買ってきて、勉強した。受験料も高いので、これは1度5月に受けたのみ。目標の900点を超えることができたので良かった。結果は、915点。

 そして、夏休みにはいよいよ具体的なAO入試の対策を始めた。AO入試では、受験提出書類(高校でやってきたこと、英検の資格・スコア)と志望理由書(英語で1000ワード)を提出する。10月後半にある「Critical Thinking」(与えられた資料を理解し分析したうえで、自分の考えを表現する記述形式の審査)と呼ばれる英語の文章を読んで英語で答える試験を受ける。提出書類とこの筆記試験を突破したら、面接を受けて、合否が決まるというものだった。

 エッセーは、かなり苦労した。まず、1000ワードの文章を、今までに書いたことがなかった。なぜ志望したのかだけでなく、自分が、どのように学部に貢献できるかも書かなくてはならなかった。ALTやアメリカの友人などに手伝ってもらって推敲を重ね、仕上げた。

 筆記試験には、『Scientific American』を読んで準備した。数少ない、この学部の合格体験記に「『Scientific American』を読んで対策をした」と書いてあったので、買ってきて、読んでいった。元々得意ではない理科の話が多く苦戦したけれど、「世界の肥満」(食料の出入りが多くなり、肥満が増える一方、飢餓も増えている現象)というように、人文系の記事などもあり楽しく読んだ。

 今になってこの学部のAO入試過去問題集などが出ているけれど、私が受験した当時は出ていなかったので、手探りの状態だった。しかし、堅い文章を読むことに慣れていたおかげで、試験でも慌てずに済んだ。

 そして、筆記試験は合格。面接試験に進むことができた。対策としては面接で聞かれる質問を自分で考え、その答えを用意したりしていた。面接当日、自分より先に面接が終わった生徒達とすれ違った。会話の中にも普通に英語が入ってきて、「さすがだな」と思った。その年はアメリカで大統領選挙が行われていたので、それに関する意見を求められた、と話していた。そんなことが聞かれるのか、とかなり緊張しながら面接室へ向かった。日本人と外国人の教授2人による面接。志望理由、大学で勉強したい外国語、留学したい国などを聞かれて終了。色々難しいことを聞かれるかと思っていたので、あっけなく終わった。

 無事に合格し、3ヶ月の春休みゲット。予備校に行っていたわけではないので、家で勉強していた。この期間、少し苦労したけれど、受かることが出来てホッとした。この長い春休み中、AO入試の志望理由書を書くのを手伝ってくれた友達の家へ、遊びに行くことにした。ちょうど新しい大統領が決まり、1月の就任演説を見ることが出来た。自分へのささやかなご褒美だった。

 そして、4月から大学生生活が始まった。留学が必須の学部だけれど、行きたいと思った人の誰もが行けるわけではない。留学選抜試験というものがあり、人気の大学は競争が熾烈だ。最近はフランスも人気が出てきて、自分の狙っていた学校も競争が激しいらしい。この試験、GPA(成績)、語学力、志望理由書、教授からの推薦書を総合的に判断する。だから、入学してからの成績も重要になるのだ。だから、気は抜けない。

 また、授業も予想していたとおり大変だった。高校を卒業して、苦手な数学とようやく別れることが出来ると思っていたら、思わぬ形で再会することとなってしまった。私の学部では、かなり自由に科目をとることが出来る。しかし、例外があって、ライティングと統計学は全員必須だ。英語で数学を学ぶとは思っていなかったけれど、これには苦労した。

 1年生の時は、幅広く(最低3分野から)科目を取ることが義務づけられている。自分が何をやりたいかよく分からない私は、ジャーナリズム、ヨーロッパ事情、国際関係、アメリカ政治など様々な科目を取った。今では、自分のやりたいことがなんとなく分かってきて、国際関係の授業を多く取っている。

 授業のほとんどが、もちろん英語で行われる。それはたとえ教授が日本人であってもだ。予習も多いので、受験生の時と比べて睡眠時間が減った。AO入試では、1000ワードのエッセーに四苦八苦していた。しかし、授業で出される中間課題のエッセーにおいては、1000ワードが最低限であり、中には3000ワードのエッセーを求めてくる教授もいた。課題がない日でも、毎日リーディングの量が多い。1章を読んで予習をしてきて、それについて意見を述べて、先生がコメントをする、ということを繰り返す。中間にプレゼンテーションまたはレポートがあって、期末にテストという感じだ。他の学部では、期末試験一本勝負らしいけれど、私の学部では予習、中間、期末と常に忙しい。

 また、留学生も授業に多く参加していて、意見を発表しても、すぐに反論されることも多い。自分の発言に注文をつけられることに関しては、この2年間でかなり慣れた気がする。逆に、自分も相手に反論することも少しずつ出来るようになってきた。これには、まだ勇気がかなり必要だが。

 しかし、英語をハンデとしない帰国生が多いので、自分は彼らの倍の努力をしなくてはならないと思っている。また、韓国人や中国人などの外国人留学生も相当勉強してくるので、負けてはいられない。毎日が、家、大学、図書館の往復だ。それでも、テストやエッセーなどで良い点数を取るととても嬉しい。

 学校外の活動としては、アリアンス・フランセーズ(日仏学院)へも入学後、行き始めた。週1だが、宿題も出る。そこで、フランス語を勉強している。英語と異なり、名詞に性などもあり苦戦するが、英語の息抜きになってよいのかもしれない。

 忙しい大学の勉強とアリアンス・フランセーズと、日仏学院に通って多忙なため、サークル活動には属していない。もちろん、サークル活動に入っている学生をうらやましく思ったりすることもある。

 しかし、サークル活動の代わりに私は自由を手に入れることができたと思っている。授業がない日は身軽にどこへでも行ける。実際、昨年の冬にアメリカ人の友人が東京に来たときは、1週間東京の色々な場所を連れて回ることが出来た。サークルに入っていれば、休み中でも活動があるので、あまり自由がきかない、と聞く。そういったことを気にせずに色々歩き回れるのは、サークル活動に入っていないことによる自由だと思う。

 そして、入学後の秋には待ちに待った留学選抜試験が行われた。入学前は、漠然とフランス語圏であればよいなと思っていた。しかし、フランス語を勉強するうちに、フランスへ行きたいと思うようになった。入学前には、はっきりと決めていなかったが、色々調べて、留学地もフランスへと決めた。特に、フランスの政治学院で勉強したいと考えるようになった。

 私は早稲田の国際教養学部で国際関係を学んでいる。国際関係、と言っても日本の視点からの国際関係(日本人の教授が教えると)、または英語圏からの視点になってしまう。しかし、国際関係を知る上では、様々な視点から物事を見ることが必要だ。

 だから、フランスで、フランスまたはヨーロッパからの視点で国際関係を学びたいと思ったのだ。自分のやりたいことと照らし合わせて、フランス各地にある政治学院のうち3校を選んだ。書類選考、筆記試験を経て、無事に自分の第一志望であるパリ政治学院へ1年間交換留学ができることとなった。更に力をつけ、上を目指したいと思っている。

№16 合格や不合格体験記F   [合格体験記]

 入学。
 勉強のことなど少しも頭に入ってなかったし勉強も全くやってなかった。最初のテストの結果は、クラス最下位、学年400人中394位。先生方にも色々言われた。それでも、勉強しようなどの気持ちの変化はなし。

 自分は野球部に所属していた。1年、2年、3年の夏までは野球していた。自分は下手だったけど、やっていて得たものはとてつもなく大きかった。その大切な部活を終えて、受験勉強を始めるわけなく遊んだ。結果としてこの、7月から10月にかけて遊んでいたのが浪人生になってしまった理由だ。

 10月の終わりからまわりが勉強していたから勉強を始めた。今まで三日以上連続で、ずっと勉強したことなどなかった。勉強は嫌いだし辛かった。センター90日前から、もちろん北大などE判定だった自分が何が出来るのかわからなかったけど勉強を始めた。

 理由は、夢があったから。夢に向かわない4ヶ月は、とても無駄だったと今でも思う。もちろん勉強を始めるのが遅かったから浪人生になるのだが、90日間は一生懸命やった。するとセンターでは点が伸びる。けれど二次試験で弱さが出て負ける。こうして自分は行く大学もなく、予備校に通うこととなる。

 予備校に入って、燃えつきるほど勉強してなかったくせに、燃えつきた感じになって9月終わりまで勉強はほとんどしなかった。けれど授業は毎回出ていた。この期間に感じたことは、勉強以外の何かをしている時に、何かと勉強のことが頭にまとわりつくのが辛いこと。9月の終わりから自分は「本気」で勉強を始めた。無駄な時間をなくそうと努力した。9月初めのセンター模試で現役の時より英語は70点も下がっていた。なさけなかった。そこから「本気」で勉強したおかげで、12月には、第一志望の大学に手が届くところまできた。しかし、センター本番で失敗。第二志望の大学を受験することとなる。今回は自信があった。「本気」でやってきたから。こうして東北大学に合格することが出来た。ほっとした。

 ここからは浪人生を経験して思ったこと、感じたことを三つ書く。
 一つ目は、自分一人で頑張れる心がないとダメだということ。強い言い方になるけれども、予備校は遊ぶところじゃないから、自分が友達と遊びたい、話したいと思うのが夢なら、その夢に向かい、いくらでも入れる大学はあるので入って遊んでいた方がいい。自分の主観的な判断であるが、やはり人生全体で考えて、何か大切なことをするとき、何かを捨てられない人はダメなことが多い。

 二つ目は、「本気」で勉強しないとダメだということ。ある予備校では友達と階段でしゃべりながら勉強していて、何で成績が上がらないんだと悩んでいた人がいた。よく勉強の「やり方」が違うからお前は成績が上がらないんだと、アドバイスをする人がいる。もちろんその場合もある。だが、まず「本気」で勉強しているのかというのを考えてみて欲しい。

 三つ目は、親への感謝を忘れないこと。もう反抗期じゃないはず。

 最後にこれからの自分について。大学行って、酒飲んで、カラオケ行って、合コンして終わりにはしない。それもやるけど、もっと大きなものをつかみたい。将来、皆に話せるような。

№13 不合格体験記C   [合格体験記]

 英語に関して言うと、私は3~8月に基礎を徹底的にやりました。
 英単語は「ターゲット1900」の単語をすべて覚え、文法問題は秒殺できるくらいまでやりこみました。私は2次試験で英作文があったので文法の力が英作文で活きました。英検も受けていたのでイディオムも沢山覚えました。

 8月からは英作文を始めました。授業で使っていた「Write to the Point」を2~3周やりました。整序英作文でも言えることですが、普段から日本語訳を見てから英文を見るようにしていると、段々英語特有の言い回しに慣れてくると思います。10月から長文読解に力を入れました。

 長文を解いた後はCDを聞きながら20回以上音読しました。英語を頭の中で日本語に訳しながら読むことから卒業して英語を英語のまま読めるようになったことで、読むスピードが上がり長文の内容が頭にしっかり残るようになり、英作文やリスニングの力も付き英語力を飛躍的に伸ばすことができました。音読は時間も体力も消費しますが、やらないと損すると思います。

 私が1年間を振り返ってみて反省すべき点は、志望校を決めるのが遅かったことと2次試験の受験科目である日本史の対策が遅かったことです。北大の日本史は論述問題が多いため、重要語句を覚えるだけでなく教科書を読みこんで流れをつかみ、自分で論述できるようにならなければいけませんでしたが、私の場合は重要語句すらあやふやで漢字が思い出せないこともよくありました。授業で習ったことは後回しにせず、その日の内に覚えるようにすることが大切だったと思います。後回しにした分だけツケが後で自分に返ってきます。

 私の場合、以前は看護大学を受験しようと思っていたので、3年生で政経や倫理ではなく化学の授業を受けていました。そのため7月から政経を自学し始めましたが、その事で不安を感じた事はありませんでした。先生から勧めていただいた「畠山のスパッとわかる政治・経済爽快講義」という参考書を使って勉強していましたが、この参考書は代ゼミの畠山創先生が読者が予備校にいるような臨場感を感じられるように作っており、左側のページが実際に予備校での授業と同じ板書、右側のページが実際に予備校で話している解説で構成されています。とてもわかりやすく入試での的中率は抜群です。私はこの参考書のおかげで政経がおもしろいと感じられるようになり、廊下に掲示されていた模試の上位者リストに載るほどまでになりました。おすすめの1冊です。

№11 不合格体験記A   [合格体験記]

センター試験の取り組みについて
【国語】
 現代文については授業での演習がほとんどで、漢字については1・2年生の定期考査のときに勉強したくらいで特にはやらなかった。
 古典に関しては、授業での演習のほかに、古文は秋ごろに薄い基礎の文法のドリルを2冊とゴロゴで単語暗記・漢文は学校あっせんの「漢文道場」(Z会)を解いた。
 反省点
 漢文についてはもっと文法を習得できればなおよかった。

【数学】
 4月から夏にかけて数Ⅰ・Ⅱの「クリアー」を解き続けた。
 反省点
 数Ⅰをたくさんやったおかげで、ある程度解けるようになったけれど、数Ⅱはあまり「クリアー」を解けなかったのもあり、模試でも良い時で6割くらいしか得点できなかった。
 苦手なうえに解く時間も足りなくなるため、結果的にあまり点数が伸びず、もっと問題をたくさん解く(問題慣れする)のと、短い時間でたくさんの問題を解けるような演習を積めばよかった。

【英語】
 4月からターゲット1900で単語の暗記をはじめた。9月頃にはDUOも始めたけれどDUOは受験前には終わらせられなかった。
 文法については基礎問題集とセンター試験の並べ替え問題対策の問題集をそれぞれ2冊ずつやった。長文演習については関西学院大の英語の赤本をといた。
 反省点
 単語の勉強は通学の電車や学校の休み時間などのスキマ時間を使って覚えていったが、それだけでは発音を覚えることができず、家でもっとCDを聴いて勉強すればよかったと思う。
 長文読解は得意なのでセンターでもほぼ満点だったが、「ネクステージ」(桐原書店)にほとんど手をつけられなかったため前半の発音・文法問題で点数をおとしてしまった。

【地理】
 授業・講習での演習のほかに2年生時に使用したワークと暗記用語集を使い勉強した。
 反省点
 もっと地誌を勉強したかった。

【政経】
 授業や講習での演習とその時に解けなかった問題を参考書で調べて復習。それと参考書を赤シートでひたすら覚えた。これで7~8割は得点できる。

【物理】
 授業と講習での演習のほかに秋頃には2年生時に使用したワークと新しく買った問題集をやった。
 反省点
 問題をもっと解きたかった。公式の運用をうまくできないままセンター本番をむかえてしまった。

北大受験の取り組みについて
【国語
 赤本と講習での演習の他に古典は「古文上達」(Z会)と「漢文道場」(Z会)を解いた。
 反省点
 古典も現代文も、もっと演習を積めばよかった。

【英語】
 赤本と講習の演習の他に、4月から部分英作の問題集を解くのと10月からは英語の教科担任の先生に100words英作文の添削をお願いした。センター試験後には長文読解の問題集も解いた。

【地理】
 赤本を解く他に、10月からは記述・論述対策の問題集も解き始めた。センター試験後はまた別の参考書を解いた。
 反省点
 地図の読み取りと地誌をもっと詰めたかった。

結局は国語の要約力なんだ   [学習法]

要約する力が鍵になっている

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 ご存じの通り、大学入試の問題は、大まかに、センター試験、国立大二次試験、私大一般入試に分かれます。どの試験も出題の大半は「長文読解問題」です。しかしながら、「センター」と「二次・私大」では、難易度が大きく異なっています。英検のレベルにすると、センターは英検2級レベル、二次・私大はだいたい英検準1級くらいのレベルの英文が用いられます。

 センター試験で用いられる英文の内容はそれほど難しくなく、日本語にすると中学生でも簡単に読めるような内容です。一方、二次・私大の問題では、学術論文や新聞記事、小説の抜粋などが使用され、語彙レベルも相当に高いものとなっています。日本語訳でも読めない生徒がいるほどです。

 センター試験のレベルであれば、一定の速度で正確に読めさえすれば、よほど論理力が劣っていない限りは正解することができます。しかしながら、二次・私大レベルはそう簡単にはいきません。

 特に難関大学と呼ばれる大学は、全体の要旨を把握したり、言外の意味を見抜いたりするような問題がよく出題されます。つまり、英語がただ読めるだけでなく、文章の論理を素早く正確に把握する力が同時に試されます。
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トピックの見つけ方、英文の段落の構成法など 「抽象と具体」「トピックとサポート」「一般論で導入して逆接のあとで主張」「具体例で導入して結論でまとめる」「順接・逆接のマーカー」など。
それぞれのパラグラフの要約。パラグラフごとの要約。パッセージ全体の内容を100~150文字くらいで要約。こういう作業が普段から出来ているかどうかで、正答の安定度が変化する。

結局は国語の要約力なんだ。

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・ 『安河内で自信をつける! 英語長文速読トレーニング Level 1 基礎力養成レベル』
・ 『安河内で自信をつける! 英語長文速読トレーニング Level 2 センターレベル』
発行: 旺文社/価格:各1,365 円(税込み)

リスニングと発音   [学習法]

安河内哲也の英語指導法強化塾
「第5回 リスニングと発音の指導」より抜粋


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 実は私自身はリスニングが大変苦手でした。私が学生時代、受験ではリスニングテストはほとんどありませんでしたから、大学に合格したあとも授業の英語が聞き取れずに苦労しました。周りの帰国子女の友人達にアドバイスを求めても、ほとんどが「たくさん聞け」というものでした。そこで、FEN(現在のAFN)をつけっぱなしにして生活していましたが、結局雑音は雑音のままで、TOEFLテストの点数も少ししか伸びませんでした。

 そこで、日本で勉強を続けて、TOEFLテストで高得点を取っていた友人に相談したところ、「同じものを何度も聞け」というアドバイスをもらいました。そこで、実際に私がやってみた、精聴ディクテーション勉強法が以下の通りです。半年後にはTOEFLテストでもかなりの高得点をおさめる事ができました。以降、昔の私と同様にリスニングで困っている生徒には、この精聴学習法を実践させて、成果を出しています。

北大入試問題研究会(駿台予備校)   [学習法]

・どのような文が出題されたとしても客観的に筆者のイイタイコトを読み取ることができる力をつけること。

・全ての文に対して一貫した読み方ができるよう練習をする。

・対比構造の文章は北大では再頻出である。したがって対比関係に注目をして文章を読む練習を重ねなければならないが、感覚的に(なんとなく)対比を見るのではなく、根拠を持って対比に注目できるよう、また、比べられているもの(こと)にだけ注目するのではなく相違点にも注目をしながら読む練習をする。

・センターであっても北大であってもやるべきことは同じである。したがって、センターの問いを考えるときにまずは選択肢を見ずに記述をする(イイタイコトが読み取れていて問いと関連させることができれば答えは出てくるはずなので)というのも「読む力」「答える力」をつけるひとつの方法である。

・少ない字数に要素を入れる難しさ。東北大、東大を使って練習しよう。[北大対策]

読む 流れを見る 構造を見る

音読トレーニング   [学習法]

http://www.eiken.or.jp/eikentimes/yasukochi/index.html
安河内哲也の英語指導法強化塾
「第1回 英語教師の心構え」より後半抜粋

 第二言語の習得に関しては、様々な考え方があると思いますが、私自身は予備校時代の先生方、また大学での國弘正雄先生の講義で教わった、「音読を通じてのルールの自動化」という方法で自分の英語力と生徒の英語力を高めてきました。今では、一般的な日本人が英語をマスターするには、これが一番効果的な方法だと確信しています。

 言語能力をひとことで表現すると「反射神経」です。最終的にはこの「反射神経」つまり、4技能をピアノを弾くように使いこなすことが言語学習の目標です。しかし、昔から日本では、机で文献を研究したり、文法を解析したりすることが重要視されてきました。

 それは別に間違っているわけではないと思うのですが、時代が要請する英語力は「文法や知識を知っていること」ではなく「文法や知識を素早く使えること」に変わってきています。また、英語を「話す力」がかつてないほどに重要になっています。

 机で学んだ文法や知識を活性化し「反射神経」に転化するのが、ズバリ英語の「音読」です。音読を繰り返すことによって、文法を意識しなくても、正しい文法に従って英語を使いこなせるようにすることが大切なのです。

 ピアノに例えるとわかりやすいと思います。「楽譜(知識と理論)」は絶対に必要ですが、それを机で一生懸命おぼえているだけでは、ピアノコンクールでは勝てませんよね。何度も何度も鍵盤で理論を自動化する訓練をし、体に理屈をおぼえさせなければならないわけです。

 大学受験でも、英検でも、TOEICでも、そのような反射神経としての英語力や論理力が求められています。私たち英語教師は、「教える」という概念の大転換をする必要があると思います。私たちの仕事は、むしろスポーツのインストラクターに近く、音読トレーニングを積極的に授業の中に取り入れ、「楽譜評論家」ではなく、「ピアニスト」たちを世の中に送り出していくことなのです。

 この音読トレーニング教育を、中学・高校・塾・予備校にあまねく普及していただくことが、この連載をはじめ、私の執筆活動の目的でもあり、人生のミッションでもあります。共鳴いただける先生方は、すぐにでも授業の中に音読トレーニングを取り入れていただければと思います。よろしくお願いいたします。さて、次回からは、読解、文法、単語・熟語などに分野を絞り、具体的にどのようにして、音読トレーニングを授業の中に取り入れていくのか、その具体的な方法を説明させていただきたいと思います。お楽しみに。 
(STEP英語情報 2011年5・6月号より)

安河内哲也の英語指導法強化塾   [学習法]

下記のリンクですが、使えるかなと思います。英語教師側の方にですが・・・
安河内哲也の英語指導法強化塾 ここをクリック)
東進ハイスクールの人気講師である、安河内哲也先生による、英語指導方法強化のためのコーナーです。生徒の満足度を高めるための技能別の実践的指導法を紹介します。
そんなセリフの後に次のような内容が書かれてありました。ぜひ、ご覧下さい。思うに、教師なんて当てにしないで、自力でやるくらいの気概がなければ、難関大現役突破は難しい。

第5回 リスニングと発音の指導 (2012.02.01)
第4回 大学入試指導 (2011.12.01)
第3回 速読 (2011.10.01)
第2回 英文法 (2011.08.01)
第1回 英語教師の心構え (2011.06.01)

小論文ノートを作る54   [小論対策]

「ダメな女」  村上 龍/光文社

(p24.)
 そもそもダメな女というのは、このダメな日本の価値観を遵守(じゅんしゅ)している女である。結婚までは貞操を守るとかそういう価値観ではなくて、いつも周囲の目を気にして、自分の個人的な欲望とか希望に気づこうとしない女のことだ。

(p.35)
 今、出版とインターネットと次の映画で、重要な仕事をいくつか抱えている。わたしはスタッフはみんな女性か若い男にしたいと思う。特に大会社のサラリーマンのおじさんは、全滅です。わくわくするような仕事ができていないので、モチベーションが「出世」だけになっている。頭にあるのは、その会社で偉くなることだけ。今さら肩書きがそんなに欲しいか、と思うけど、どうやら喉から手が出るほど欲しいらしい。他に生き甲斐がないので、出世だけになるわけですね。

(p.36)
 出世は「成果」ではなく、「失敗をしない」という基準で決められるから、サラリーマンのおじさんは何かトラブルが発生すると、責任を他人に押しつけて(部下に押しつけることが多い)逃げようとする。

(p.53)
 世界を相手に国際競争をするのに日本のくだらない「構造」は必要ない。そこから脱出する方法を探るべきだ。

(p.81)
 共同体が信頼できなくなった。これから先も信頼が回復することはあり得ない。これから大切になるのは、信頼できる「個人」だ。何となく集まって楽しく騒げる「仲間」ではなく、数は少なくても「信頼できる個人的な友人」が大事になるだろう。

(p.89)
 ダメな男というのは、リスクを負い、コストを払いながら何事かを成し遂げようとしない男のことだ。失敗を他人のせいにできない地点に立つ勇気がない男のことです。

(p89.)
 これまで、日本人は、力のあるものに頼り、依存し、甘えるのはいいことだと教えられてきた。もはやそれは悪いことになった。そういう姿勢では生きていけなくなっていて、その傾向は益々強くなっていくだろう。

(p.91)
 乳幼児にとって、親というのはほとんど世界の全てだ。親からひどい虐待を受けるということは、世界から拒絶されると言うことになる。困ったことに、乳幼児は親を嫌いになったり、憎んだりすることができない。親から殴られるとき、そういう子どもたちは自分が悪いのだと思いこんでしまうのだ。そして、自分を嫌悪するようになる。

 そういった子どもたちが溌剌(はつらつ)と遊べるわけがない。不信に充ちた人間関係と嫌悪すべき自分だけが、そういう子どもにとっての、現実なのである。

 そういう子どもでも、さまざまな社会的な学習を経て、大人になる。そういう大人になった女は、怖い。ダメな女ではなく、怖い女になる。

(p.115)
 変化に対応できない人々は、他人の不幸を生き甲斐にする。
 世も末だ、と嘆いても意味がない。新しい不快な現象の大半は、これまで近代化の陰に隠れていたものが見えるようになっただけなのだ。昔は良かった、と過去を懐かしがるのも間違っている。現代の日本に噴き出している問題は、ずっと昔から存在していたことが露わになっただけだからだ。

(p.119)
 自分たちが社会を変えておいて、現在を嘆くのはフェアではない。彼らが今を嘆くたびに、子どもたちはわけが分からなくなる。じゃあ、どうしてそんな世の中にしたんだ、という風に子どもは思うはずだが、子どもには発言力がない。

 だが今の老人たちはダメなわけではない。厳然とした力を持っている。パワーや金を貯め込んでいるのだ。やみくもに彼らに抵抗しても、子どもや若者は負ける。価値観の変化がない時代が長く続いたために、子どもや若者は老人に対し情報でも優位に立てない。

 現代を嘆く老人を信用してはいけない。彼らは害毒を垂れ流している。

(p.191)
 やりたいことが見つからない、という状態は危険だ。他にすることがないからという、ただそれだけの理由でリスクが高い行為に走る人は少ない。もし熱中できるような何かを持っていたら、あの十七歳の少年はバスジャックをしなかったかも知れないし、あの文京区の主婦は殺人を犯さなかったかも知れない。

 やりたいことを見つけるのは簡単ではないし、やりたいことを探し、それを仕事にするための基礎を学ぶのが学校という場所ではないかと思うのだが、今の日本の学校にそういう雰囲気は皆無だ。

 消費が回復しないのは、将来が不安なのではなく、何にお金を使えばいいのか分からないからではないかと私は思う。お金を有効に使うのは非常に難しい。非常に多くの日本人が、ブランド品に象徴されるものに、お金を使い切ってしまおうとしているように見える。